ここは、原初日本の縄文人が縄文文化の花を咲かせた里です。縄文の時をつなぐ漆や栗や雑穀が今も豊かに実る里です。また、冴え渡る月や星々の美しい里です。

そんな、東北の北の小さな里の片隅に、小さな光がぽっとさし、縄文のうずまき社は生まれました。2012年の8月18日、月暦の七月一日のことです。この日よりここに、新しい互恵のかたちをつくります。

縄文のうずまき社は、食べ物は地球のいのち、生き物みな地球の家族、月のリズムで見つめるいのちと暮らし、人の作る風景、という視点に立って、私たちの理想やこころざしのいくつかをここに示します。

樹齢300年を超える桂や板矢楓(いたやかえで)の巨木が見守る古民家で、みなさまと一緒に、ゆるりの時を刻み、人と生き物のいのちを抱きとめながら、暮らしを見つめていきます。また、空にかかる美しい月とともに日々の暮らしを紡いでいきます。

  • 衣:柳宗悦の民藝運動に共感し、東北の衣や工芸品を広めます。
  • 食:東北の伝統食、伝統野菜や低農薬、無農薬野菜を広めます。
  • 住:無垢材をふんだんに使った家作りを広めます。
  • 文:南部弁やこの地に残るアイヌ語を大切にし、神楽など東北の伝統芸能や民話を広めます。賢治や啄木の理想を追い求めます。

縄文のうずまき社の土間玄関に入ると、井坂奈津子さんの作品が迎えてくれます。縄文の森の気の中で、神々たちが思い思いに遊んでいます。縄文のうずまき社は、ゆるりの時の流れの中で神々と人が遊ぶところ、どうぞゆっくり遊んでください。

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